10月, 2012年

火葬・収めの式について

仏式のご葬儀・告別式が終わり、出棺を終えた棺は、
火葬場へと向かいます。

火葬場へは遺族、親戚、そして故人とごくごく親しい間柄の方が行くのが普通で鵜s。
当日になって、同行したいという方がいらっしゃれば、
一緒に行っていただくこともできます。

霊柩車には、棺と葬儀社のスタッフが乗り込み、その後ろから喪主をはじめとする
遺族が乗った車が続いていきます。

霊柩車には喪主が一緒に乗る場合もあります。

霊柩車、タクシー、ハイヤー、マイクロバス、の順で車が並び、
火葬場へと向かいます。

火葬場についたら、棺は霊柩車から降ろされ、
炉の前に安置されます。

ここでは火葬許可証が必要になりますので、忘れずに持って行きましょう。
葬儀社で提出してくれる場合があるのでその点は、相談されるといいと思います。

炉の前には机があり、
位牌と遺影を飾ります。

ここで行われる儀式が「収めの式」です。

僧侶の読経が流れる中、棺が炉に収められていきます。
喪主、遺族、親族という順番で焼香し、合掌をし、火葬が始まります。

火葬は1時間ほどかかります。
遺族や親族は控室で待ちます。

葬儀社によっては控室でお菓子やお酒を用意してある場合もあります。

故人の思い出話などをしながら待つと、供養になります。

仏式葬儀での出棺

仏式葬儀での出棺についてお話します。

ご自宅、または斎場にて、
大切な方のためのお通夜を行い、告別式と続いて、
いよいよ出棺となります。

ご自宅でご葬儀を出された場合には、住み慣れた家との最期の別れとなる儀式です。

最後のお別れとして、
遺族や、近親者の皆さんで棺を囲んで、お花を入れていきます。

祭壇や棺の回りに飾られていた、たくさんのきれいな花で
故人を飾ってさしあげるのですね。

この時が故人に触れることのできる最期のときとなります。
十分にお別れをしてください。

そしてお花を入れ終わった後に、棺にふたをし、
くぎ打ちの儀式を行います。

石で、棺のくぎをうつ儀式です。

「石で打つ」ということにも意味があります。
これは、死者がわたるとされる三途の川の河原の石という意味があり、
三途の川を無事、何事もなくわたって、浄土へたどり着きますように、との願いがあるのです。

くぎ打ちが終わりますと、出棺になります。

喪主は位牌を胸に、先頭に立っていきます。
そして故人と血縁の深い者が遺影を持ちます。

そしてその後ろに棺が続くことになります。
棺は男性の近親者で持ちます。

出棺に際し、喪主はお見送りの参列者に頭を下げてご挨拶をします。
霊柩車のクラクションとともに、出棺となります。

お見送りの人は合掌して見送ります。

お葬式でのマナー

お葬式というものは突然訪れます。

実際に参列することもそうそうあることではありません。
お通夜、葬儀・告別式のマナーも漠然とはわかっているつもりでも、
きちんとしたマナーは知らないという方が多いと思います。

お香典の包み方や、挨拶の仕方、使ってはいけない言葉、
また、席はどこに座るのか・・など。何が正しくて何が間違っているのかというのが、
なかなか分かりにくいものです。

実際、ほとんどの人がしらないのだから、マナーが少しくらい間違っていてもいいかな。。と考える、合理的(?)な方もいらっしゃいます。

マナーは本来「行儀」「作法」という意味を持ちます。
その場にいる人が不快にならないよう、そして物事を円滑に進めるためのものですね。

お葬式のマナーを知り、不快な気持ちが生ずることのないようにすることは、
やはり必要なのではないでしょうか。

当サイトでは、お葬式のマナーについては、折に触れてお話しています。
目を通していただければ幸いです。

>>葬儀のマナー

遺族のマナー 弔問について

遺族としてお葬式に参列することもあるでしょう。
お葬式というのは、たびたびあることではないため、どうふるまったらよいのかと、
戸惑うこともあると思います。

遺族は、弔問を受ける側です。
普段、お客様がお帰りになるときには、玄関まで送るのですが、
弔問のときは違います。

たとえ、目上の人だとしても、喪主は出口までお見送りしないのが、
お葬式でのマナーです。

また、僧侶が返るときにも、見送ることはありません。
遺族は席に座り、そのまま、目礼するのがマナーです。

見送りをする場合には、世話役の方が喪主や遺族の代わりに、送るようにします。

また、お通夜や葬儀の際にも、喪主や遺族は玄関先まで弔問のお客様を出迎えたり、
お見送りしたり、ということはありません。

喪主も、遺族も、祭壇の脇に座り、弔問客からの挨拶を受けるようにします。

お世話になった方や、目上の方が弔問に訪れた場合、
ついお送りしたくなってしまいますが、遺族のマナーですので、覚えておきましょう。

キリスト教(プロテスタント)のお葬式

キリスト教、プロテスタントでは、死に対する考え方がカトリックとも仏教とも違います。
プロテスタントでは、死後、人は天に召されて神様に使えるとされています。

ですから、祈りの対象は神様です。
神に祈りを捧げます。

そういう意味で、プロテスタントの葬儀は、神へ感謝し、遺族を慰めることが目的です。
故人の冥福を祈る仏教とは異なる考え方ですね。

一口にプロテスタントと言っても、実は多くの宗派があります。
ですから、キリスト教のプロテスタントの葬儀を行う時は、宗派の教義に従います。
葬儀の際、教会と綿密に打ち合わせをしなければなりません。
葬儀社とも、摺合せが必要です。

プロテスタントでは、式次第、祈りの言葉や讃美歌の歌詞を書いた印刷物を、
会葬者に配り、ともに祈りを捧げます。

この印刷物の用意もしなくてはなりません。

会葬者は、遺族より先に席に座ります。

葬儀の儀式は、オルガンの演奏に始まり、
皆で聖書を朗読、祈祷をします。
その後、故人の略歴紹介があり、讃美歌を皆で歌います。
弔辞はそのあとに読まれ、献花にて葬儀が終了する、という流れが普通です。

キリスト教(カトリック)の告別式について

キリスト教(カトリック)でも、葬儀の後に告別式が行われます。

これは、遺族側の進行によって執り行われていきます。

式次第としては、

皆で聖歌を歌う、聖歌斉唱から始まり、
告別の祈りをささげます。

故人の今までの人生を語り、(略歴)
献花をします。

仏式で言うと、ここでは焼香ですね。

そしてその後、参列者代表による弔事、
届けられた弔電の披露が行われます。

会葬者はこのあと献花をします。

最後は、故人と最後のお別れをして
釘打ちの儀式を行います。

そして神父が出荷の祈りをささげ、聖書を朗読し、みなで聖歌を歌い出棺となります。

キリスト教(カトリック)では、故人は礼拝の対象ではないため、
遺影や御遺体に向かって手を合わせることはありません。

仏式の葬儀に慣れていると、つい手を合わせたくなりますが、
とらえ方の違いがあるということを知っておくとよいですね。

キリスト教の葬儀(カトリック)について

キリスト教の「死」に関する考え方は、
仏教とも神道ともう異なっています。

キリスト教(カトリック)では、
故人の罪を神様に詫び、許していただいて、永遠に安息を得られるようにと
みなで祈る。これがキリスト教におけるお葬式の考え方です。

葬儀は以下のような流れで執り行われます。

入堂式 教会に棺が着き、安置される
言葉の典礼 聖書を朗読そして神父による説教が行われます
感謝の典礼 ミサが行われ、パンと葡萄酒とを遺族が奉納、
      そして神父が感謝の祈りを捧げます。
赦祷式 罪を払う儀式です。

司祭による祈祷の後、皆で聖歌を歌い黙とうをささげます。
司祭は祭壇を背にして棺の前に立ち、聖水を注いで罪を清め、
下げ香炉を振りつつ故人の信仰と善行によって罪を払います。

仏式と神道とも違う、キリスト教独特の考え方があり、
それに基づいた儀式が執り行われていきます。

喪服を用意するとき レンタルについて

喪主を務める立場になった時、正装の喪服がなくて困る場合もあります。
そんな時には、レンタルを利用されるのも一つの方法です。

喪服は、葬儀社や普通の貸衣装屋さんでも借りることができます。

喪服のレンタル料は、借りるものによって様々です。

例えば、男性の喪服である、モーニングや黒礼服を借りると、
8000円~15000円ほどです。

女性の場合は、和装の喪服を借りる場合が亜多いですね。

着物、長襦袢、帯や帯上げ、帯留め、襟神、草履などが含まれたセットを借り増すと、
15000円~20000円ほどです。

また小物だけを借りる場合は2000円~5000円くらいが普通です。
小物のセットには、帯板や、帯枕、腰ひも、伊達締め、肌襦袢や裾除けなどと
ハンドバッグなどが含まれています。

東京葬儀式社ファイナルプロデュースでも、喪服のレンタルを承っております。
急なことでお困りの際にはお問い合わせください。

葬儀と告別式

仏式のお葬式に参列すると、
「葬儀・告別式を行います」という司会のアナウンスを耳にしたことがあるかと思います。

現在では、葬儀と告別式を同時に行っていることがおおく、
どんな違いがあるのか、という点で不思議に思われる場合もあるのではないでしょうか。

その違いについてお話してみます。

もともと、葬儀と告別式は、まったく別のものです。

葬儀は「葬式」とも言われます。
これは、「葬儀式」とか「葬送の儀」ということばが簡単になったもの。
故人の冥福を、遺族や親戚で祈り、そして成仏してくださいね、と願うための儀式でした。

そういう意味で、そもそも、お通夜と葬儀は、故人に近い人々が集まって行われるもの、
そして、故人のためにあるものです。

それに対し、告別式は何かといいますと、
故人の知人、友人が、故人と最後のお別れをするために行う儀式です。
本来の目的が違うのですね。

最近は、ここを簡単にし、葬儀のあとにそのまま告別式を行うことが多いです。
僧侶の読経のあと、参列者が焼香をするということもよくあります。

本来の葬儀、告別式の意味合いから言いますと、
僧侶は葬儀の読経の後、いったん退室し、ふたたび入室して告別式を執り行うのが正式です。

葬儀、告別式は別の目的がある、ということを知っておくといいですね。

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