11月, 2012年

葬儀の各種手続き・申請先についてのまとめ2

葬儀の際の各種手続きについてのまとめの続きです。

今回は、故人の日常生活にかかわっていた各種手続きについてです。

○銀行預金、郵便貯金の引き出しについて

故人が利用していた各銀行、郵便局へ申請します。
ただし、金融機関では、相続手続きが終わるまでは支払をしてもらえません。
この点をご注意ください。

○生命保険金の受給手続き

生命保険を掛けていた、会社に申請します。
もしも、勤務先で加入している場合は、その必要書類を用意しましょう。

○電話加入権について

電話の利用のための権利をひきつぐ必要があります。
NTTに申請しましょう。
合わせて、電話帳の名前も変更する手続きを取ります。

○NHK、電気、ガス、などの利用名義の変更

それぞれの会社へと申請します。
印鑑、通帳、領収証の控えを持って行きましょう。

○借地・借家の契約について

こちらは、名義が故人になっている場合には、
改めて契約書を書き換えなければなりません。

借家の家主、また土地の地主さんへ申請します。

○自動車税の納税義務について

新しく所有する人に納税の義務をうつします。
そのため、まずは納税義務の消滅を申告します。
都道府県の税務署へ届け出ましょう。

葬儀の各種手続き・申請先についてのまとめ1

葬儀の時には、さまざまな手続きがあります。
葬儀社が代行出来ることもありますが、
どのような手続きがあり、どこに申請したらいいのかということについて、
まとめをしてみます。

○火葬証明書・埋葬許可証
市役所や、町村役場に申請します。
この許可証は、納骨時に寺院に提出するため、大切に保管しましょう。

○国民健康保険の葬祭費
国民健康保険に加入していますと、葬祭費が受け取れます。
市役所や、町村役場の保険年金課に申請します。

○社会保険の埋葬費
社会保険に加入している場合には、埋葬費が受け取れます。
こちらは、会社の総務課か、もしくは保険事務所に申請します。

○税品の還付手続き(医療費控除)
お住まいの所轄の税務署
場合によっては年末調整でおこなうところもあります。

○亡くなった方の確定申告(所得税)
お住まいのところの税務署に申請します。
勤務先から手続することもあります。

喪中のときに避けるべきこと

喪中のときには、結婚式などのお祝い事への出席は控えます。

また、神社などへの参拝もつつしみます。

故人の冥福を祈る期間であるためです。

結婚式に関しては、最近では百箇日が過ぎている場合には、
出席することが多くなっているのですが、

基本的には慶次への出席をしないようにします。

喪中のときに年を越す場合、
正月のお祝いを控えます。

例えば、門松やしめ縄、鏡餅、などの正月飾りをしない。
おせち料理で新年を祝うことを控える。

また、お年始まわり、新年のご挨拶へ出かけることも
慎みます。

また年賀状は送らないのが普通です。
前年の12月初旬までに喪中はがきを送って、新年のあいさつをしない旨を
伝えておきます。

喪中のご挨拶 (年賀状欠礼の挨拶状)について

身内に不幸があった場合、年賀状を控えるのが普通です。
喪に服するという意味があります。

そのため、
前年に年賀状をいただいている方には、
年賀状欠礼のご挨拶のはがきを出すのが礼儀です。

喪中のご挨拶はがきの形で送ります。

喪中のご挨拶状の文例

父○○が逝去いたしました。
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます。
本年はひとかたならぬご厚情に賜り厚く御礼申し上げます。
明年も変わらぬ御交誼のほどお願い申し上げます。

当社では、インターネットで、ご葬儀をお申込みいただいた方には、
お名前、ご住所の印刷済みの喪中はがき100枚を無料でお作りしています。

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お葬式での遺族代表挨拶

葬儀、告別式の式次第の中で、
弔電奉読の後に遺族代表のあいさつがありあす。

これは、遺族の代表、もしくは、世話役の代表、葬儀委員長が、
参列者へ挨拶を行うものです。

一般的に、遺族代表のあいさつでは、
このような流れで文章を組み立てるといいのではないでしょうか。

1、ご会葬のお礼

例)本日はお忙しい中、父○○の葬儀にご会葬下さり、誠にありがとうございます。
大勢の方々にお見送りいただき、故人もさぞ喜んでいることだろうと存じます。

2、今後のお願い

例)残された私たちはまだまだ未熟でございます。
今後とも故人同様、ご指導ご鞭撻賜りますようお願いいたします。

3、改めてお礼
例)本日はありがとうございました。
例)短いですがご挨拶とさせていただきます。

この中で、家族や親しいものから見た、故人の思い出、エピソードなどを交えて
挨拶するとよいでしょう。

生前葬について

お葬式は、亡くなられた後に行うものです。

ですが、生きているうちに自分の葬儀を見届けたい、そういう思いがある場合には、
生前葬という形をとる場合もあります。

親しい友人知人や、最近疎遠になってしまっている方々に、
元気なうちにお会いしたい、感謝の言葉を伝えたい。

不治の病であったとしても、自分が亡くなるその日までを大切に生きたい。
そのきっかけとしたい。

生きてきた道のりを振り返って、
人生とは何か、ということを考えたい。

自分の死後に必要になることを今のうちに対処しておきたい。

などの理由があります。

生前葬では直接本人が感謝の気持ちを伝えられ、
また、友人知人の弔事も聞けます。

また、自分の葬儀を自分で取り仕切ることができるため、
より、その人らしいお葬式を行うことができます。

例えば、祭壇の飾りつけ、遺影、精進料理をどのようなものにするか、
などを自分自身で考えることができるのです。

人生における、ひとつのセレモニーという位置づけですね。

お葬式が終わった後は、
参列下さった方々と会食をして終了という形が多いです。

よい葬儀社を選ぶには

葬儀は一生に何度も行うものではありません。
突然、大切なお身内が亡くなった場合には、何をしたらいいのかと、
途方に暮れてしまうこともあると思います。

そんな時こそ、葬儀社の役割があると考えます。

葬儀社はいわば、葬儀のプロです。
ご遺族が通夜、葬儀・告別式、などの一連のお葬式の行事を
安心して執り行えるように、準備や進行をサポートする役割を担います。

また、葬祭に関する高度な知識や、技能を持った
「葬祭ディレクター」もいます。

これは厚生労働省認定の資格です。
弊社には一級葬祭ディレクターが在籍しております。

不安の多い葬儀だからこそ、信頼のおける葬儀社を選びたいものですね。

では、よい葬儀社とはどんな葬儀社でしょうか?
いくつかポイントをあげてみます。

・費用面での不安がないよう、見積書を事前に作成して、詳細を説明してくれる
・個々の単価などが明瞭。セット価格についても、明細をきちんと見せてくれる
・葬儀の選択肢がいくつかあり、押し付けることがない
・ご遺族の希望を汲んだ提案をしてくれる
・いつでも対応してくれる
・質問には丁寧に受け答えをしてくれる
・こころのこもったアドバイスがある

このようなことではないでしょうか。

葬儀の時に声を掛けてきた葬儀社が、もしも、
説明もないまま強引にプランを進めようとした場合には注意が必要です。

きちんと誠意ある対応をしてくれる葬儀社かどうか、
電話の対応や、説明のときにもうかがい知れるのではないでしょうか。

悔いのないお葬式のために、良い葬儀社を選ぶためのポイントを
頭の片隅に置いてくださればと思います。

弊社でお葬式を終えられたお客様のご感想をまとめてあります。
参考になりましたら幸いです。

東京葬儀式社 お客様の声

精進落としについて

精進落としについてお話します。

身内が亡くなった場合、遺族は四十九日までは肉や魚を食べてはいけない、
というしきたりがありました。
仏教の教えの一つ「殺生の戒をおかさない」ために、
肉や魚を食べないようにし、故人の供養をしていました。

そのためにあるのが「精進料理」です。

忌明けまでは精進料理を食べ、忌明けのときに普通の食事に戻る、
それが「精進落とし」です。

現在では、精進落としは、
僧侶や、参列者、また、葬儀の世話役の労をねぎらい、おもてなしをするために
葬儀当日に行われることが多いです。

料理も肉、魚を用いたものが出されるため、
本来の「精進落とし」とは意味が異なってきています。

精進落としでは、喪主の挨拶、世話役の挨拶、
そして僧侶の話があり、

そのあとに食事が始まるというのが一般的ですが、
こうしなければならない、という決まりはありません。

喪主や遺族は、席を立ち
一人一人の席を回って丁寧にお礼を言うとよいでしょう。

葬儀後の精進落としは一時間~二時間ほどで、
最後の喪主によるあいさつで締めくくりです。

仏壇について

お葬式を終え、四十九日や一周忌の際に仏壇をご購入になる方が多いです。

仏壇には故人をしのぶ場、また供養する場としての役割があります。
そして、法要やお盆の際に、宗教的な儀式をする場にもなる、大切なものです。

どんな仏壇を購入したらいいのか、種類、形式は、宗派ごとに地帯ます。

お値段も幅広いのでどうしたらいいのか?と
迷ってしまうかもしれません。

いずれにしても、故人の信仰と予算をしっかりと考えて、購入されることをお勧めします。

仏壇には、花立、香炉、燭台を必ず用意しなければなりません。
この3つを合わせて、三具足と呼びます。

さらに、ご飯を備えるための仏飯器や添え物をのせるための高杯や
鈴があればいいですね。

御本尊は宗派ごとに違いますので、菩提寺に相談なさるとよいでしょう。

少し前までは、どの家庭にも仏間がありました。
そして法要も、自宅で行うことが多かったです。

昨今は住宅事情にもよりまして、特別に仏間を設けることが
できない場合もあります。

そういった時には、
リビング、ダイニング、など家族が集まる場所に仏壇をおくのがよいのでは?と
考えます。

お墓について

お墓を建てるのは、亡くなられてから何日以内・・などという
決まりはありません。

葬儀後にお墓を建てるのでしたら、四十九日や一周忌、三回忌、など
法要に合わせて、というケースが多いです。

先祖代々の墓地がある場合は、四十九日までに建てることが一般的です。

また、生前、購入していた場合も同じくです。

墓地がまだ、定まっていない場合のご遺骨ですが、
自宅に安置したり、また、菩提寺で預かってもらったりします。

お墓は、ただ建てるだけではありません。
お墓がに新しい墓石が据え付けられてから、
開眼法要を営みます。これによって、墓石が宗教上のお墓になるとされています。

お墓は、故人やご先祖様をしのぶためのよりどころ、となる場所です。

ゴミを取り除いたり、周囲を掃き清めたり、など、
常に清潔にしておきたいものですね。

お供えには、故人が好きだったものを備えるのが普通です。

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