4月, 2013年

自由葬 自由な形の無宗教葬

宗教にとらわれることなく、行われるお葬式です。
お葬式を自分らしく、と、希望される方が増えています。

全体の割合から言えば、まだ1%ほどです。

自由葬は、進行の仕方も、祭壇の形も、決まりはありません。
決まりがないため、遺族が葬儀をする際戸惑うこともあります。
その為、あらかじめある程度イメージをしておくことが大切です。

よく行われる形としましては、
お花があふれる生花祭壇で、
お焼香はせずに、白のカーネーションなどでのお別れ、献花の形を取る、
また、生前のビデオを流すこともあります。

自由葬は、故人のことを思い出しながら、故人のために行うもの、と
考えればよいのではないでしょうか。

自由葬の例として、音楽葬、ホテル葬、生前葬、などがあげられます。

亡くなる前に、葬儀を依頼しておく、生前予約をすると、
葬儀プランを決め、契約を交わしておきますと、

万が一のときに、そのプランと契約に沿って葬儀ができるので、
遺族にも負担をかけず、希望のかないます。

葬儀社と契約をする際は、口約束にせず、書面を作成し、契約をしていることを
あらかじめ家族に伝えておくことが大切です。

もちろん、信頼できる葬儀社を選ぶということは、非常に大事になります。
家族の同意を得、費用の支払い方法、更新、解約についての取り決めを行い、
文書に残すように心がけましょう。

密葬とは

密葬とは、身内だけで行う葬儀のことです。
一般の方がたは呼びません。

もともとの「密葬」の意味は、本格的な葬儀、社葬や、本葬などの前に、
親族だけが集まって、火葬をすること、でした。

けれど、時代が流れていくにつれ、
本葬の部分が簡素化、もしくは省略されていき、
密葬だけを行う場合が多くなってきています。

密葬を行う際に気を付ける点は3つあります。

1つ目は、どの範囲まで知らせるのか?ということです。
親戚、友人、など交流のあった方々へどのように知らせていくか、
その点を気を付けなければなりません。

あとあと、知らせがなかった、ということで
責められることもあるので慎重に決めましょう。

また、密葬とはいえ、自宅で行う場合には、
近所に住んでいる人が弔問に訪れる可能性もありますのので、その点も注意が必要です。

2つ目は香典を受け取るか、受け取らないかという点です。

受け取らないと決めたのにもかかわらず、断りきれなかったということも
時々あります。

受け取る、受け取らない、どちらに決めたとしても、
方針を変えないで行くことが大切です。

3つ目は死亡通知をどこまで知らせるかというところです。
密葬が終わった後、亡くなったことを知って弔問に訪れる方もいらっしゃいます。
その際はどう対応するのか、という点を考えておきましょう。

密葬の場合は、新聞の死亡記事への掲載は控えましょう。
新聞記事を見た人が訪れたり、連絡が入ったりすると
身内だけで葬儀を行うことが難しくなります。

葬儀の形式の変化

昔は、地域のしきたり、家族の歴史にならってお葬式をすることが
一般的でした。

最近では「お葬式も自分らしく」という希望を持つ人が増えているようです。

今までの様な、故人の親戚、関係者に大々的に知らせ、
葬儀・告別式を行い、見送るという形ではなく、
少しずつ葬儀のとらえかたが変わってきているように感じます。

家族の葬儀について、「故人の遺志を反映したい」と答える人が、
全体の70%をしめ、
また、「親しい人と小さな規模であたたかく行いたい」と考える人も、
半数に上ります。

自分自身の葬儀についても、
「親しい人と小さな規模で」「家族だけで」と望む人が増えています。

自分らしい葬儀、とはなんでしょうか?
60代、70代の方々は、「葬儀は、故人の冥福を祈る、宗教上の儀式である」と
考える人が半数近くいますが、

若い世代の方々は「故人とのお別れの場」ととらえる傾向にあります。

このままですと、従来の伝統的な葬儀ではなく、
今後おおきく変化していくことが考えられます。

いざというとき、あわてなくてすむように、
「自分らしい葬儀」というものを、考えてみるのもいいでしょう。

葬儀の形式について

ご葬儀は、宗教によって形式が変わります。
日本では仏式が90%を占め、次いで、神式、キリスト教と続きます。
また、最近では、宗教にとらわれないお葬式として、自由葬も行われます。

仏式のお葬式でも、宗派や喪家の住む地域によって
違いがあります。

お葬式をする際には、まず葬儀の形式をどのような形にするか、を決めましょう。
その際は、故人の信仰や、希望を尊重するのが望ましいです。

もし、故人が信仰していた宗教が、喪家の宗教と異なっている場合は、
故人の信仰を尊重するようにします。

また、故人が無宗教の場合
一般的には仏式のお葬式になります。
その際の宗派は生家の宗派で行います。
結婚した女性の場合は、嫁ぎ先に従うのが普通です。

最近では、無宗教のお葬式、音楽葬や、友人葬もあります。
家族の理解を得られるならば、このような自由葬についても考えてみるといいでしょう。

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