1月, 2013年

喪主と施主の違いとは

お葬式の用語の中で、「喪主」と「施主」というものがあります。
どちらも「主」がつき、お葬式を行う側の方だということは想像がつきますが、
実際、どのような違いがあるのでしょうか?

今日はこの点についてお話します。

喪主は、ご遺族の代表。
葬儀を執り行うのが役目です。
弔問客の対応などをする必要もありますから、通夜までに、誰がやるのかを決定しておきます。
喪主は基本的には、故人と一番血縁が近い人が務めます。たいていは、配偶者、または子供が行います。

昔からの習わしとしては、親にあたる人は喪主は務めませんでした。(逆縁と言います)
また故人の配偶者が女性の場合は、後継ぎの長男がなりました。

ですが現在は、この点はあまりこだわらないケースが多いです。
喪主は葬儀の代表、という形的なものになっているともいえます。

では、施主とはなんでしょうか?
あまり聞いたことがない、とお思いかもしれませんね。
ですが、施主もお葬式、法要には大切な役割があります。

施主=布施をする主 ということで、つまり、葬儀に掛かる費用を賄う人です。
法要の場合も儀式の運営責任を負います。

一般的には喪主と施主は同じ人が行います。

葬儀後に香典を渡すとき

亡くなったことを、葬儀後に知る、という場合もあります。
お世話になった方の場合、お葬式が終わった後でもお香典を渡しても
いいものだろうか・・と悩むことと思います。

そのような場合、どうしたらよいのでしょうか?

葬儀後であっても、お悔やみの気持ちをお伝えする、ということですから、
お香典をお届けしても差し支えありません。

華美な装飾を避けた地味な服装で、ご自宅に伺いましょう。
喪服でうかがわなくても大丈夫です。

御自宅の玄関先にて、お悔やみを申し上げ、
その上で、お許しがありましたが上がらせていただいてご位牌の前に
お香典を供えましょう。

ご焼香もさせていただきましょう。
お数珠を忘れずに持参することをお勧めします。

もしも、上がるようすすめられなかった場合には、
玄関先でご家族にお香典をお渡しして帰ります。

いずれにしても、手短にご挨拶をし、長居を避けるほうが良いです。

お香典の表書きは、宗派によって異なる場合がありますので、
「香典」「御香料」としましょう。

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