7月, 2012年

お葬式の服装 喪主

お葬式の際の喪主の服装についてお話しいたします。

お通夜では、略式の喪服が一般的です。
男性の場合は、洋装なら黒いスーツ、白いワイシャツ、黒いネクタイ、黒い靴下、というかたち。
和装なら、黒っぽい無地の小紋に一つ紋もしくは3つ紋の羽織袴にします。

女性の場合、黒無地のワンピースもしくはツーピースで、
和装の場合は黒無地もしくは地味な色味の着物を着ます。

告別式では喪主は正式な喪服を着用するのが基本です。

男性の場合は5つ紋の紋付き袴、
女性の場合は5つ紋の喪服が基本ですが、今は準喪服や略式喪服を着ることが多いです。

洋装の場合男性はモーニングに黒ネクタイ、
ベストはシングル、ズボンは縞柄、裾はシングルと決まっています。

女性の場合は黒無地のワンピースやスーツ、アンサンブルを着用します。
光沢のあるものは使わず、ストッキングは黒で、靴は黒いパンプスを履きます。

お葬式のマナー ご遺族のすべきこと 告別式にて

告別式は、亡くなった方と最後のお別れをする式です。
悲しみが深く、なかなか冷静には対応できないかもしれません。

告別式にてすべきことを事前に把握しておくと、万が一の時に役に立ちます。

故人の愛用の品を副葬品として用意します。
あの世へ行ってもさみしくないように、とお手紙でもいいですね。
愛用の杖や、衣類を用意してもいいでしょう。
告別式の、最後のお別れのときにお棺の中に入れてあげるものです。

喪主は出棺の際、精進落としの際に挨拶をします。
そのためのご挨拶文を準備しておきましょう。

また、ご弔電は、出棺の際に披露することがあるので、一つにまとめておきましょう。
自宅に届いたもの、式場に届いたものを合わせて用意しておきます。

出棺し火葬場に行きますと、「火葬許可証」が必要になります。
この許可証は、たいてい葬儀社のものが保管しています。

その他、お飲物代、式場使用料など、現金が必要になりますので用意しておきましょう。

告別式の後、出棺となります。
火葬場が遠い場合はマイクロバスの手配が必要になります。そのため、火葬場まで行かれる方々の人数を把握し、
葬儀社に伝える必要があります。

ご火葬後に精進落としの席を設ける場合にも、同席される方々の人数を把握して、葬儀社に伝えましょう。

ご葬儀の際は、いろいろとするべきことがありますが、
すべてを覚えて滞りなく過ぎるのは難しく感じると思います。

弊社では、ご遺族が無事ご葬儀を終えられるまで、
丁寧に誠心誠意をこめてサポートいたしますのでご安心ください。

ご焼香のマナー

仏式では、お通夜、ご葬儀、法事の際、必ずご焼香を行います。
ご焼香とは、香をたくことによって、仏前を清める役割と、そのお香を霊への手向けとする意味合いがあります。

ご焼香の儀式は、お釈迦様が生きておられた時代から続いてきた儀式です。
多くは抹香をたくかたちで行われます。

ご焼香の一般的な流れは、

1)ご焼香台の手前で遺族にと僧侶に向かって一礼します。
2)焼香台の前に進んだら、遺影を仰ぎ、一礼。そして手を合わせます。
3)ご焼香の時は、手に持っていた数珠は左手にかけます。
抹香は右手で、親指、人差し指、中指の3本の指でつまみます。
4)抹香をつまんだら、右目の高さまでおしいただきます。掌は返しません。
5)抹香を香炉のなかへと静かに落とします。
6)遺影をもう一度仰ぎ、手を合わせます。そのまま下がって、遺族に一礼します。

宗派によっては抹香をくべる回数が違います。
ご遺族やまわりの方々のされることをよく見て、同じようにご焼香すればいいのではないでしょうか?

社葬について

ご遺族だけが集まり、あたたかいお葬式をあげるものが家族葬ならば、
会社、企業が葬儀の施主になり行われるご葬儀が「社葬」です。

会社や企業が、お葬式にかかる費用をすべて負担する形が社葬で、
たくさんの人を呼ぶ大規模なお葬式を社葬というのではありません。

企業の経営者や役員などの経営に携わる方々が亡くなられた場合、
社葬の形を取ることが多いです。
お仕事の上でも、たくさんの人とのかかわりがありますし、
個人のお葬式の形を取りにくいために社葬としてご葬儀をあげます。

また、理由の一つとして、会社への貢献をされた方、たとえば創業者などは社葬というかたちでお送りしたり、
業務の遂行途中で亡くなったという場合も社葬になる場合が多いです。

故人の冥福をお祈りする儀式であることに、加え、
社葬は企業、会社としてのイベントとしての位置づけがされ、
企業の結束を高める意味合いもあります。

どのような場合でありましても、
「いいお葬式でしたね」と、参列した方々におっしゃっていただけるような社葬をあげることが大切なのではないでしょうか。

キリスト教のお葬式

キリスト教のお葬式についてお話しいたします。
キリスト教では、仏式で言うところのご焼香が、「献花」の形になります。

お香典の呼び名も、カトリックの場合は「御ミサ料」、プロテスタントの場合は「御花料」です。

キリスト教式のお葬式に参列する場合、数珠などの仏式のものは持参しないようにしましょう。
また、讃美歌、聖歌を歌う場面がありますが、知らない場合には静かに聞いていればいいのです。

献花の方法ですが、
まず、花が右手側になる様に受け取ります。
そして祭壇まで進んで一礼。
その後、花の向きが手前になるように時計回りに回します。
右手に持っていた手を左手に持ち替え、花の根元の部分が祭壇側になる様に捧げます。
最後に遺影に向かって一礼します。

参列する時の服装は男性は、喪服や、濃い紺色などの暗い色のスーツを着用しましょう。
女性の場合は、喪服、そのほかに、色味やデザインが地味目のワンピースなどがよいでしょう。

神道のお葬式

日本のお葬式の9割は仏式です。
神道のお葬式にはなじみがないかもしれません。

ここでは、神道のお葬式についてお話しいたします。

仏式では、亡くなった方の霊を仏様の世界へ導くために行います。
神道では、考え方が違います。

人は神様のもとから、今生きる世界で、何らかの役割を携えて降りてくるのです。
命は神様から授かるもの、と考えられているのです。
そして、亡くなると、神さまのもとへ帰ります。

そのための祭事として「神道のお葬式」があるのです。
亡くなった方の霊が、神のもとに帰ることから、亡くなることを「帰幽」といい、
お葬式は「葬場祭(そうじょうさい)」と呼ばれます。

神道のお葬式では、「祭詞」が奏上され、玉ぐしの奉奠を行います。

お葬式の基礎知識 お亡くなりになったとき

悲しいことに、大切なご家族がお亡くなりになった場合、
遺族としてどのようなことをするべきか、についてお話しいたします。

病院でお亡くなりになった場合は、看護婦さんによって処置が行われます。
このとき、医師による死亡診断書が書かれますので、必ず受け取って、大切に保管しましょう。

この時点で、葬儀社への連絡を入れます。寝台車でお迎えが到着します。

病院付きの葬儀社を紹介されることもありますが、
「もう決めてありますから」といって丁寧にお断りしましょう。

当サイトの葬儀小説の冒頭で描かれているように、
ご遺体の搬送やお棺を売ろうとする業者に出会わないとは限りません。

病院から寝台車にのりご自宅へ向かいます。
お住まいによっては、ご自宅に直接お連れできない場合もございます。
その時は斎場へ向かうことになります。

ご自宅でお亡くなりになった場合は、まずかかりつけのお医者様への連絡をしましょう。
看護師による処置が行われます。
場合によっては、警察への連絡が必要になることもあります。

事件、事故、災害、旅先など、ご自宅や病院以外で亡くなられた場合は、
警察に連絡を入れ、警察署で死亡の確認となります。
そのあと、警察からご遺体を移動する必要があります。

・こちらのページで、わかりやすい図でまとめてありますのでご覧ください。

>>万が一の時には

出棺のマナーについて

お葬式に参列するときのマナーでは、お通夜や葬儀・告別式といったものの事はある程度は知っているという人も多いと思いますが、それ以降の事となるとはっきりと知らなかったりもするかもしれませんね。

告別式が終わると出棺となるわけですが、その前に棺のふたが開けられて最後の対面となります。ご遺族と親しい縁者がお供えの花をご遺体の周囲に捧げる『別れ花』という儀式です。
その後棺は再び閉められて釘うちが行なわれます。昔は小石で釘を打ったので『石打ち』と呼んでいました。
親族や近親者の男性によって棺は霊柩車まで運ばれます。

一般会葬者にとって出棺は最後のお別れです。特別用事がないようであれば、出来るだけお見送りするというのが礼儀です。
また出棺までの間寒い日にはコートなどを着ていてもかまわないのですが、喪主の挨拶の時には脱ぐようにしましょう。
霊柩車が走り出す直前には丁寧に頭を下げて、ご冥福を祈り合掌でお見送りをするようにしてください。

その後一般の会葬者は解散しますが、ご遺族から進められた場合は火葬場へ同行します。
火葬場に出向いたご遺族の方たちはこれが本当の最後のお別れとも言うべき火葬が行なわれます。
火葬場では、棺を火葬炉前に安置すると僧侶の読経・焼香があります。火葬終了後には『骨上げ』といってふたり一組で骨を拾い、骨壷に納めます。
その後は『精進落とし』の会食が行なわれます。

火葬場から帰ったら塩を振ってもらってお清めをします。
正式なお清めの手順としては、喪家ではない残っていた人の手で帰宅した一人一人にひしゃくで水を両手にかけます。
その後お清めの塩を「胸元」「背中」「両足元」の順にまいてもらいます。最後に外に向けて塩をまきます。塩と水が逆になってもいいということですが最近では塩だけのことが多いようです。
また、火葬場から帰った人どうしが互いに肩の辺りに振るだけでもいいようです。
自分でかける時は、「背中」は肩越しに振り掛けます。

会葬者が帰宅したときも同様です。

お葬式にかかる費用 図でわかりやすく解説します

お葬式にかかる費用は、

  • お葬式そのものにかかる費用、火葬費用
  • 接待費用
  • 僧侶、神父さんへのお礼

という話をさせていただきました。

これを図でわかりやすく解説しますと、以下の様になります。

お葬式のプラン、ご会葬人数によって、お葬式にかかる費用は変わってきます。

例えば、弊社 東京葬儀式社の家族葬50プランを10名様でご利用の場合ですと、

お葬式にかかる費用が525,000円、
通夜振る舞い、精進落とし10名様で61,950円
返礼品をハンカチーフ、ミニタオル5,250円
ご会葬御礼1,050円となります。

ここに、ご利用の式場の使用料、お布施、各種心づけの費用が追加されて、ご葬儀全体の費用となります。

枕飾り

ご遺体を安置すると、枕元に台を用意します。台は白木でできていたり、白い布を掛けたりします。
枕飾りとは、台の上に並べた飾りのことです。

まず、燭台、香炉、花瓶を飾ります。これを『三具足・・みつぐそく』といいます。

燭台には、ろうそくを立てます。
香炉には、お線香を1本たて、花瓶には、『しきみ』を一歩うんさします。

しきみ、は、佛前草とも呼ばれます。
古くから、仏様に供える花とされています。花は白く、小さな細い花弁をもちます。
もし、しきみがない場合には、菊、または、ゆりや水仙を飾ることもあります。

三具足のほかには、鈴、水(湯飲み茶わん、もしくはコップに入れて)、一膳飯、枕団子を置きます。

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